「もも」や「お尻(ヒップ)」が張ってパンツスタイルが今ひとつキマらないと悩んでいる人はもしかすると年齢による体形変化に気づかぬままパンツを選んでいるのかも知れません。
最近では既製品でもウエストに比べてヒップが張っている人、モモが張っている人など向けに特別に設計されたパンツも登場するようになりました。
パンツスタイルがキマらない理由
雑誌STORYによると「今までのデニムが何となく似合わないと感じ始めたらそろそろデニムの更新時期」なのだとか。
悩み1 ヒップ張り、たれ尻
- お尻(ヒップ)に合わせるとウエストが余る。
- しゃがむシャツが出てしまう。
- パンツにヨコ向きにシワがよる。
- お尻(ヒップ)がパツパツになってしまう。
- お尻と腿の間がむっちりする。
- 下半身が重く見える。
- 後姿がきれいに見えない。
- 35歳からお尻が平面的に見えるようになった。
若い頃から「ヒップ」は張っているのに「ウエスト」だけ余る人は意外に多いもの。
「若い頃はそうでもなかったのに最近どうもヒップ周りが気になってパンツスタイルに自信が持ていない」と思い始めた人は年齢による体形変化、いわゆる「たれ尻」になっている可能性大です。
定期的に運動するなどヒップアップの努力はもちろん、ボディケアを考えたデニム、パンツへ目を向ける時期です。
悩み2 うきわ肉
- 腰回りの肉が気になる。
- シルエットがダイナミックに見えてデニムが穿けない。
- これまで穿いていたデニムだとお腹に贅肉が乗る。
私がこのタイプです。
30代の頃より多分に同傾向にありましたが最近ではますますパンツに乗るうきわの大きさが気になりますw
お腹が気になるので全体的にゆったりボーイフレンドタイプを選びがちなのもうきわ肉体質の特徴です。
悩み3 もも張
- ハイウエスト穿くと貫禄が出てしまう。
- ももに合わせるとウエストが合わない。
- ウエストに合わせるとももがムチムチ。
- デニムを穿くとボンレスハム状態。
筋肉質の人に多いタイプ。
そういえば10~20代の私はこのタイプだった・・・気もします。
ついでに脹脛(ふくらはぎ)も窮屈でロングブーツがなかなか履けなかったな~なんてことも今となっては懐かしい。足の筋肉もすっかり落ちてしまった模様。
”今の自分”に合うパンツを選ぶことが大切
伸縮性が少ないデニムは「あぁ~やっぱりパンツスタイルは似合わない」なんて自信喪失させるアイテムのひとつですが大人の女たるもの嘆いてばかりもいられません!
まずは今の自分の体形を知ること、何が問題でパンツスタイルが似合わないのか問題を整理することが大人パンツスタイルをキメる第一歩です。
自分がどのタイプなのか整理がついたところで次章ではタイプ別にパンツを選ぶポイントに触れてみます。
ヒップ張り、たれ尻タイプにおススメ!パンツの選び方
1.”ウエスト<ヒップ”比率が高い。
ヒップ張りで悩む女性が多いのか「ヒップゆったり」と銘打ったパンツも登場するようになりました。
既製品であってもデザインやブランドによって「ウエスト」サイズに比べて「ヒップ」サイズを大きくとったパンツもあります。
販売ページに記載されているサイズ表を参考にウエストに対してヒップサイズ率を大きく取っているパンツを探してみましょう。
2.ストレッチ素材
ストレッチ性が高いパンツであればヒップラインでのパツパツ度も軽減。お尻をやさしく包み込んでくれます。
最近ではガードル効果があるパンツも登場しています。
グラマラスになりがちなお尻をメイクしつつお腹周りをすっきり!程良いウエスト位置を実現してくれます。
3.わたり(股上)サイズにゆとりがある。
ウエストよりヒップが大きい人の場合、座ったことにより生地が引っ張られ更にパツパツ具合が増してきます。
最悪の場合、座った途端「ビリ!」破けてしまうといった悲劇が起こることも。
「おしり張り」の人がパンツを選ぶ時は「わたり(股上)」に余裕があるもの、お尻をすっぽり包み込むわたり(股上)の深さにホールド感があるタイプを選びましょう。
4.小さめのヒップポケット
ヒップポケットのデザイン、ステッチの入り方などたかが見た目ですが実は印象が大きく変わります。
大き目ヒップさんは小さめヒップポケットを選んで小尻に見せましょう。
ヒップ張り、たれ尻さんにおすすめブランド
- BIG STAR(デニム)
- ジューズ(デニム)
- コラール(デニム)
- rirune(リルネ)※記事末に詳細レビューあり
- LANDS’END(ランズエンド)
ELLE販売【KORAL(コラール)】のスラウチシガレットパンツ エリオポール。※画像クリックで販売ページに遷移します。
商品展開数が少ないため常に手に入るとは限りませんが1つあるだけで大人のパンツスタイルがキマる頼もしいデニムです。
もも張タイプにおススメ!パンツの選び方
1.デニムなら外~内に施された濃淡をつけたウォッシュ加工
デニム上級者に魅せてくれるダメージ、ひげ加工はこなれ感を出すだけでなくもも張もあいまいにしてくれます。
2.肉厚素材
余分な肉を拾わずムチムチ感を感じさせません。
更に程よくカラダに沿ったシルエットは女性らしさを表出させてくれます。
もも張りさんにおすすめブランド
- YANUK(デニム)
- アメリカンイーグル(デニム)
- アッパーハイツ(デニム)
- 3Dfit※記事末に詳細レビューあり
ELLE販売YANUKのデニムPATRICIA ANCLE クリアサックスです。
ももが張っていることを上手にカバーしてくれるこなれ感たっぷりのウォッシュ加工が魅力的です。
ELLE販売THE STELLAガールフレンドデニムです。
※画像クリックで販売ページに遷移します。
全体的に淡いトーンのデニムですがもも~膝にかけてのウォッシュ加工が半端ないですw
pickup!アメリカンイーグル
ダメージが多いデニムを多く展開するなど若い人向けの印象が強いアメリカンイーグルですが商品によっては大人女性、もも張さんにぴったりのタイプもあります。
ねらい目はスキニー&ボーイフレンドの中間のタイプ。
程よく足にフィット、キレイ目に穿くことができます。
大人向けデニムともなると2万円台は下らないことが多い中、アメリカンイーグルならではコスパが抜群というのも嬉しい。気軽に試すことができますね♪
うきわ肉タイプにおススメ!パンツの選び方
1.お腹周りを包み込むデザイン
デニムなら膝下の細見えを実現してくれるテーパードデニムがベスト。
股上が深過ぎると反って腰回りを強調されるので程よい股上を選ぶべし。
2.太腿~膝にかけたゆとり
太腿~膝にかけて程よいゆとりがあることでうきわ肉の存在があいまいになってムッチリ感が出ない。
ひざ上はゆったり、膝下は細身のティーパードならスラッと
更に足首の抜け感で美ラインを実現してくれます。
3.九分丈
足首の抜けで足長効果が期待できます。
4.濃い目インディゴ、ひげ加工
デニムなら濃い目インディゴ。ひげ加工があることで細見え効果が加速します。
うきわ肉さんにおすすめブランド
- AG(デニム)
- レッドカード(デニム)※
- シチズンズオブヒーマン(デニム)
インディゴブルーが鮮明で素敵です。
画像:ELLE販売レッドカード25thアニバーサルマドルです。
こなれ感あるひげ加工でお腹周りがあいまいになります。
※画像クリックで各販売ページに遷移します。
ヒップ張り、たれ尻さん向けパンツ詳細レビュー
rirune(リルネ)
写真は2015年ベルメゾン春商品展示会にて撮影。
「お尻がパツパツでパンツスタイルを楽しみたくても楽しめない」女性の声を受けて、rirune(リルネ)@ベルメゾンより展開されることになったヒップゆったり目パンツです。
ヒップゆったり目サイズ&ストレッチ素材のおかげでフィット感バツグンで後ろから見てもお尻(ヒップ)がパツパツしていない。
「ウエストもお尻(ヒップ)もピッタリ合うとパンツスタイルはここまでキマるんだなぁ~」ということを実感する出来事でした。
riruneヒップゆったりパンツのサイズ特徴
- ウエストサイズ:通常通り
- ヒップ サイズ:約3cmプラス(+)
- わたり サイズ:約2cmプラス(+)
ウエストサイズそのままヒップ、わたりサイズにゆとりを持たせています。
しゃがんでもヒップゆったり安心
従来品に比べ後ろ股上を上げていることで、しゃがんだ時もインナーが見えにくいことが特徴。
ストレッチ性が高い素材なので座った時の食い込みも軽減、窮屈感がありません。
足元スタイル
九分丈=くるぶし丈が良い所はヒールがあるパンプスはもちろん、ヒールがない靴でもパンツ裾を引きずらないところ。
暖かい季節なら素足に履いてみても良いですね。
※季節、販売年によってデザイン、商品展開は異なりますが30代からマスト!riruneでは”ヒップ張り、たれ尻”で悩む人向け最旬パンツを続々展開中です。
ヒップゆったりタイプパンツ最新詳細はこちら→ヒップゆったり
もも張りさんタイプにオススメパンツ詳細レビュー
3Dfit
特徴
40代以降に起こりがちな体型変化、下半身の丸みに合わせて作られたデザインが大きな特徴。
前出「お尻(ヒップ)が張った人タイプ」同様「わたり」と「ヒップ」をレギュラーサイズよりもやや大きめになっています。
写真:矢印部「わたり」に余裕を持たせることでポッコリお腹もユトリを持って穿くことが出来ます。
前出rirune(リルネ)「ヒップゆったりタイプ」との違いをひと言で言えば設計する上でモデルとなった年代。
rirune(リルネ)の場合は主に30代がモデル。
「3Dfit(3Dフィット)」の場合は40代以上、体形変化を感じ始めた人をモデルにしているとのこと。
筋肉の付き方、生まれながらの体形など個人差はあるも一定の目安にはなりますね。
3Dfit”ももゆったりタイプのパンツサイズ
レギュラータイプと比べて下記サイズが増減されています。
- ウエストサイズ:約1cmマイナス(-)
- ヒップ サイズ:約1cmプラス(+)
- わたり サイズ:約1cmプラス(+)
黒色パンツはレギュラータイプ。白色パンツはももゆったりタイプ。
重ねて見ると「ももゆったり」タイプのパンツが僅かに少しずつですがユトリと持って作られていることがわかります。
単純に一回り大きくした訳ではなく、30代後半からの体形変化を客観的に見るために実際に日本人女性のカラダを3次元計測した結果を元に導き出した数値を適応。
テクノロジーの結晶とも言えるパンツです。
3Dfitでゆったり、でもスッキリ穿ける理由
写真上&中間はベージュのパンツは「3Dfitももゆったりタイプ」。
スッキリしたウエストに見えますが実は後側全体がゴム仕様になっています。
写真一番下オレンジ色のパンツもゆったり穿くことが可能でもいかにも「お腹周りにゴムが入っています!」というのが良く分かってしまうタイプ。
休日に穿く分には問題ないも職場ほか外出時など、ちょっとした場に穿いていくには「3Dfit」パンツの出番が多くなりそうです。
しゃがんで腿すっきり
しゃがんだ姿勢でも太腿がボンレス状態=窮屈さを感じること無くしゃがむことが出来ました。
足元スタイル
写真はストレート、またロールアップして穿いた様子を比較。
ひざ下から裾にかけてのラインをやや細めにしているため「ユトリ」があるパンツにはとても見えない!?綺麗なシルエットに仕上がっています。
※季節、販売年によってデザイン、商品展開は異なりますが40代から御用達!3Dfitでは”ももゆったり”タイプの最旬パンツを続々展開中です。
ベルメゾンももゆったりパンツ最新詳細はこちら→3Dfit
pickup! 40代から体型変化にぴったりパンツを扱うブランド
40代過ぎるとパンツの悩みも複合化(苦笑)。
「ヒップ張り、たれ尻」「もも張り」「うきわ肉」3タイプにきっちり分けることができない場合も多くなります。
今章では40~50代に多くなる体型に関する複合的な悩みである「下腹ぽっこり」、「ヒップトップの下降」、「くびれ消滅」などカラダの変化に焦点を当て設計、デザインされたパンツをピックアップ、紹介します。
LANDS’END美型シルエット
40代女性モデルを元に設計されたパンツになっています。
参考にした書籍ほか
- 雑誌STORY2016年2月号
- ベルメゾン2015年春展示会