雨の日や悪路も物ともせずタフなブーツとして有名なティンバーランド「Yellow Boot(イエローブーツ)」についてアウトドア歴30余年、厳しい目を持つ(と思っている)私の眼でチェックしてみました。
ティンバーランド「イエローブーツ」とは?
Timberland(ティンバーランド)ブランド名の起源でもあるYellow Boot(イエローブーツ)はアメリカ北東部の一角、ニューイングランド労働者のためのブーツとして誕生しました。
●タフな外観
Yellow Boot(イエローブーツ)を手にして最初に思うことは「え・・これって本格的な登山用!?」と思える強面でタフな外観です。
”Yellow”と呼ばれる理由はアッパーに採用したプレミアムフルグレインヌバックレザーの色。
上質な皮革ならではスベスベした触り心地&光沢感が堪りません。
外観で次に目を見張る場所と言えば大地を逞しく駆るであろう分厚いラバーラグソール。
道を選ばず歩むことが出来る頼もしいブーツであることを一目にして納得させられます。
●長く愛される理由
長く愛される理由として1日中履いても疲れにくい仕様。
ミッドソールにTimberland(ティンバーランド)独自の疲労軽減システム「アンチ・ファティーグ・テクノロジー」を採用。
長くブーツを履く人間の立場に即した設計になっています。
そしてYellow Boot(イエローブーツ)が真価を発揮するのは悪路、或いは雨や雪の日。
縫い目細部にシールするなど完全防水されたブーツは使い込むほど手放せなくなること請け合いです。
●Yellow Boot全体像
- 写真左:メンズ
- 写真右:ウィメンズ
ブーツが主役となるYellow Boot(イエローブーツ)はペアで履いてもお洒落です。
ステッチを4本にすることで腐食、カビ、ストレスなど影響を受けにくくしているとのこと。
単なるデザインではなかったことを今更知ってちょっと感動。
●足首周り
足首部分は耐久性を備えた特殊加工のレザーを採用。
フォームパッドを二重にすること、またナイロンで補強された特殊加工のレザーを使うことで破れにくくなっているとのこと。
着脱が激しく摩擦が生じる足首部分は痛みが早く出るもの、長く快適に履くための工夫が嬉しい。
ハイカットブーツの場合、時として履き口が柔らか過ぎる、或いは硬過ぎることで着脱がストレスになる!という心配は全くなさそうです。
●ロゴ
ハイクオリティの証、ツリーの刻印が程よいアクセントになっています。
ちなみにブーツ自体にロゴを入れたのはTimberland(ティンバーランド)が最初だったとのこと。
今では当たり前になったブランドロゴにも歴史があったのですね。
●シューレース&アイレット
分厚いレザーにひとつひとつ丁寧に嵌めこまれたアイレットはちょっとした衝撃程度ではビクともしそうにありません。
雨の日に歩くことを想定してアイレットには防錆加工を施す念のいれよう。
加えてアイレットを通す「Taslan® ファイバーのシューレース」も見るからにタフで足元をカッチリ守ってくれそうです。
●アウトソール
カカトの減りが早い私には嬉しい、分厚いラバーラグソールが頼もしい(笑)。
しっかりした凹凸感があるので雨や雪道はもちろん、ちょっとした悪路も安心して歩めます。
カスタマイズして自分だけのイエローブーツ
Timberland(ティンバーランド)青山店にてカスタマされたYellow Boot(イエローブーツ)を見てくることができました。
ちなみにカスタマイズといってもオーダー方法は至ってシンプルでTimberland(ティンバーランド)公式通販サイトから視覚的に簡単に作る事が出来ます。
写真:ベースは同じYellow Boot(イエローブーツ)でもレースやロゴ刺繍の色が変わるだけでちょっと目を惹くブーツになるから不思議です。
まとめ
流行に流されること無く「本物の証」を忠実に守り続けているYellow Boot(イエローブーツ)を実際に手にして
単なるブーツの域を越えて職人技を結集した作品なのだと思えてきました。
アメリカ合衆国でも寒さが厳しい地域ニューイングランドにあって「本物」と認められた歴史に偽りはなかった。
また使い捨てが当たり前の現在にあってアウトソールを自力で直してまで履き続ける人、リピーターが多いことに納得。
Yellow Boot(イエローブーツ)は良質なモノを長く大切に履きたい大人に相応しいブーツだと思いました。