私たち日本人女性ほどブラで一喜一憂する人種はいないかも知れません。
日本人女性とブラの歴史から「ブラ」の存在意義を考えてみました。
日本人女性とブラの歴史
洋装の流行と共に広がりを始めたブラジャー。
ブラをつけたこと自体が喜びで色は白一色。A,Bカップさえあれば事足りた時代が続いたそうです。
1948年(昭和23年)には現在ブラの先駆けとなるワイヤーを使ったブラが世間にお目見え!
雑誌「美しい暮らしの手帖」にて自分で作ることが出来る「ブラジャーパット」が特集されたことで話題になりました。
脇役から主役へ
ブラをつけると美しいスタイルに見える。
昭和半ば(70年代)、奇しくも私がブラをつけ始めた頃になるとブラは脇役から主役の座に上り詰めるようになります。
それでも日本人女性のバストは控えめだった!?
A~Cカップさえあれば事足りた時代が長く続きました。
当時、胸だけは何故か成長が良かった私の場合、ぴったりサイズのブラを探すことに四苦八苦したものでした。
そして現在(平成28年)。
フィットネスクラブでほぼ毎日お風呂に入って感じることは最近の若い女性はグラマーさんがめっきり増えたということ。
Gカップなんてブラも下着売り場に当たり前のように置かれるようになりました。
なぜそんなに上げたがる?寄せたがる?
ブラが脇役から主役になってからというもの日本では「寄せる」「上げる」ブラが大流行。
現在のブラ・ルーツである欧米女性を観察しているとノーブラで街を歩く女性も意外に多く、日本人女性のように上げたり、寄せることに強くこだわっていないことに気づかされます。
男性が求めるから?
若く見えるから?
周囲の視線を意識するのは良い意味でも悪い意味でも日本人女性の性質が関係しているのかも知れません。
ブラは「心」に付けるモノなので大切。
40代になって直ぐの頃のこと。
たまたま手にしたレースが美しいブラに感動&買い集めた時代があります。
当時フィットネスクラブに通うようになって下着姿を多くの人に晒すようになったから…が切っ掛けもそれ以上に大きかったことは自分への投資。自己満足とも(笑)。
良質な下着をまとって過ごす自分だけの時間を大切にしたいと思うようになった気がします。
NHK あさイチ特集「おとなの、ブラジャー&カップ付きインナー」内で出ていた言葉に感銘を受けました。
ブラは体に直接つけるもの、心に付けるモノなので大切。
たかがブラ、されどブラ。
ブラをつけて痒みが出たり、赤くかぶれたり、心身いずれか窮屈な思いをしたりすることはあって欲しくないこと。
日本には今の自分に合うブラが必ず見つかる。
心につける大切なブラは自分自身にとって何が最良であるか、しっかり考えて選びたいですね。
参考にした内容:2016年11月9日放送NHK あさイチ「おとなの、ブラジャー&カップ付きインナー」