若い頃は抵抗感なくはけていたのに、今ではすっかりジーンズ姿に自信を持てなくなった。
今どきのジーンズのはき方が分からない。さりとて若作りしすぎて浮くのもイヤ。
40・50代になって体型に変化が現れるようになると「ジーンズをはきたいけれどはけない!」ジーンズ迷子が増加するのだとか。
当記事ではではNHKで放送されたジーンズ着こなし特番※で学んだこと参考に、大人のジーンズ着こなし術をまとめてみました。
※参考メディア:2022年6月放送 NHK放送 あさイチ「いくつになっても着こなしたい”ジーンズ”大特集
40・50代から始まる!?ジーンズコーデの悩み
まずは40・50代から始まるとされる「ジーンズ迷子」の実態を整理。
NHKジーンズ着こなし特番に寄せられていた悩みを以下に列挙してみました。
- 年齢にあった着こなし方が分からない。
- トレンドが分からない。
- トップスに何を合わせたら良いか分からない。
- 体型が変わって上手く着こなせない。
「4.体型が変わって上手く着こなせない」に代表されるように、40・50代になって女性ホルモンが減少、体型変化が現れると、どうやってジーンズをはけば良いのか分からなくなる人が多い模様。
ジーンズが遠のくようになるとトレンドからも疎くなり、結果として「ジーンズのはきかた、コーデってこれで良いのかな?」若い頃には決してなかったコーデそのものにも不安を持つようになります。
そんなジーンズ迷子に大切なこと。
それはまずは今の自分の体型に合う1本(ジーンズ)を正しく見つけることです。
参考まで、体型お悩み別にジーンズデザインの選び方を別記事にまとめてあります。
当記事では自分に合ったジーンズをを見つけたあと実践編として、大人向けコーデを作るためのポイントをまとめています。
ジーンズコーデの基本
●トップス
ジーンズコーデ、全体スタイルを決定する!といっても過言ではないアイテムといえばトップスです。
そこで大人向けコーデの基本として、ジーンズに合わせるトップスは基本的にシャツとブラウスがオススメです。
素材はシフォンなど柔らかいモノ、フェミニンなデザインがオススメ。
固い印象があるジーンズにフェミニン感あるトップスをあわせることで甘辛コーデ、大人にふさわしい装いになります♪
ちなみに中高年女性に人気のチュニックですが柄やデザインによって大きく異るため意外と合わせにくいとのこと。
そもそもチュニックさえ着ておけば体型カバーが出来るからと安易なイメージが拭えません(個人感想です)。
袖
たかが袖、されど袖。
袖は折り方次第でこなれ感を出すことが出来ます。
カフス部分を安易に畳んでいる人を多く見受けますがこれはオススメできません。
こなれ感をもたせた袖口の作り方は以下のとおり。
- 思い切って肘部分まで折り返す。
- 更に折り返して止める。
折り曲げた袖によって片口から肘までゆとり感を出すことが出来ていれば成功。こなれ感が出た着こなしになります。
襟
襟の後ろは少し引っ張って空間を作ります。
少し着崩し、肌を見せることでやはりこなれ感を演出します。
胸元
フロントはボタン2個外してアクセサリーを加えることでフェミニン感を演出します。
ボタン2個はあくまでも標準。
シャツのデザインによって胸元に三角形が出来ているか、アクセサリーは上手く演出できているか、チェックしてみてください。
ウエストまわり
お腹を隠したくて安易にシャツを出して着てしまうことも多いかもですがトレンドはインです。
シャツをインしても、お腹周りをカバーする方法を以下に示します。
- ジーンズにシャツの裾を入れる。
- 一度バンザイする。
- インした状態をチェックする。
一度バンザイすることでウエストまわりシャツにたるみが出てゆる感が出た大人シルエットになります。
足元
足元を変えるだけでカジュアルより、フェミニンよりを強調させることが出来ます。
- カジュアルに見せたい:スニーカー
- フェミニンに見せたい:ヒール付きサンダルなど
お悩み別着こなしポイント
NHKジーンズ着こなし特番に寄せられていた質問を中心にジーンズコーデに関する小さい~大きい疑問をまとめています。
Q.丈はどの程度が無難?
A.くるぶし丈
「くるぶし丈」を選ぶことでスッキリ感を演出することが出来ます。
ジーンズの裾を折り返してはく方法もありますがカジュアル感がでやすいため大人コーデではジャストonサイズが無難です。
Q.オススメのカラーは?
A.濃いめカラーが無難
ジーンズ迷子の人、何色のジーンズをはいたら良いか迷っている人にオススメのカラーは「濃いめ」。
締まった印象があるためフェミニンなトップスとも相性バツグンです。
ちなみに春夏になると、はたまた私のように上半身にボリュームのある体型の場合、ボトムス「薄め」に挑戦してみたくなりますが、カジュアル感が強く出やすいため注意とのこと!
まずは「濃いめの色」で自信をつけてから挑戦しても遅くはないようです。
Q.ジーンズにベルトはどうやって使う?
A.ベルトなしが主流。
ハイライズが多いこともあって現金はベルトなしではくことが多くなっています。
かっちりした場所に行くならベルトをしても良いかも。
この質問をNHK番組に投げていたのは60代!
わかります!
私もベルトをたくさん持っているので(笑)。レザーなので意外と高くて使わないともったいないのですよね。
参考まで私の場合、デニム用に購入したベルトも、最近ではもっぱらオーバーブラウスのアクセントとして使っています。
Q.お腹、太もも、お尻全てが太くてジーンズに挑戦できない。
お腹、太もも、お尻全てが太く、更に足も短いのでジーンズをはきたくても挑戦できない!
A.ミッドライズのワイドがオススメ。
ストレッチ素材なら楽にはけるので更にオススメ。
Q.股上深めだと座るとシンドイ。
最近流行りの股上深めのジーンズですが40代になってはいているとキツイ!車の運転時は上ボタンを外してはく始末。どうしたら良い?
A.ストレッチ素材タイプを選ぶ。
前はキチンと見せて後ろはゴムのようなジーンズもおすすめ。
Q.ジーンズORデニムどちらの名称が正しいの?
A.どちらでもOK。
デニムは素材の名前…ですが若い人はデニムと呼ぶ人が多いことも確かですがとちらでもOKです。
Q.やっぱりTシャツと合わせたい。
ジーンズに合わせたいトップスは「ブラウスorシャツ」がオススメと書きましたが、どうしても「Tシャツ」と合わせたいと言う人もいるはずです。私ですw
NHKジーンズ着こなし特番に出演していたスタイリストが「Tシャツ+ジーンズ」を勧めなかった理由はカジュアル過ぎるに尽きるかと。
若い人ならサマになるカジュアルも年齢を経てからやるとイタイことが得てしてあるものです(経験談)。
そんな私が考えるに、どうしてもTシャツを合わせたいなら1枚うん万円もするような「ハイブランドのTシャツ」+「アクセサリー」じゃらじゃら(もちろん高価なもの)ならOKかと。
テレビや雑誌で見かけるような海外セレブ印象ですね(間違えていたらゴメンナサイ)。
ちなみに1枚うん万円のTシャツであっても着れば汚れるし、洗濯すれば伸びます。
若い頃にバブル期を経験。気持ちだけ大きくなって高価なTシャツを購入した挙げ句、首元が伸び伸びになっても着用、友だちから「首、伸びているよ」と指摘されたことがあるのですよね(苦笑)。
ここまで書いて気づきました。
今の私には到底「ハイブランドTシャツ」には手が出ないので、やはり王道トップス=シャツ&ブラウスの基本形を守りたいと思います。
応用編~シーン別着こなし術
最後に(やはりNHKジーンズ着こなし特番にて紹介されていました!)シーン別ジーンズの着こなし術ならぬコーデ方法を紹介します。
海にお出かけ
- ジーンズ:濃いめの色
- トップス:麻シャツ
- 足元:ビーチサンダル
- 小物:カゴバック
トップスに麻シャツを着ることで涼しい印象になります。また長袖を着ることで紫外線対策にもグッド。
足元はビーチサンダル、また小物にカゴバックを持つことでリゾート感&リラックス感がアップします。
ディナー
- トップス:シフォン素材のブラウス
- 足元:ヒールサンダル
- 小物:バッグ・アクセサリー
シフォン素材のブラウスを着ることで高級感を演出します。
ヒールサンダルでラグジュアリー感をプラス。更に小さめバッグやアクセサリーを持つことで華やかさプラスさせます。
ひと昔前まではジーンズでディナーシーンはあり得ないコーデでしたが今や時代は違う?
フェミニン一辺倒なデザインにカジュアルアイテムをプラスすることで今どき、こなれ感が出ます。
念のためドレスコードにジーンズNGとあるレストランでないことを確認してくださいね。
番外編:ホワイトデニム
ジーンズ迷子な大人にオススメカラーは濃いめと書きましたがホワイトデニムにも挑戦してみたい人も多いのでは?
私です。
薄めカラーはカジュアル感が強くなると書きましたが、ホワイトまで行くと清潔感が際立ちカジュアル感はなくなります。
ただし、最大の敵!膨張感は最大級となります。
NHK番組ではそんなホワイトデニムを上手に大人コーデする方法を紹介していました。
●モノトーン&逆三角形
モノトーンでシャープさをプラス。
肩幅広めのトップスを選ぶことで逆三角形のスタイルに仕上げます。
●オーバーサイズのトップス
大きめのトップスを選ぶことで自然にお尻周りを隠す事ができます。
●縦のIライン
トップス+ジーンズともに中はホワイト系でも、外から羽織るアウターを長めカーデガンのようにIラインデザインの服を選ぶことで全体として細く見えます。
まとめ
着こなし次第で振り幅が高いジーンズ。
もう若くないからと諦めないで「あんな大人になりたいな」と思わせるよう、颯爽とジーンズをはきましょう♪