北欧では漁師の作業着として、イギリス海軍の防寒着とした歴史背景に持つダッフルコート。日本では学生イメージがあるも真の大人であればダッフルコートを上手に着こなしたい。
画像:インポートアイテムが揃うYOOX(ユークス)よりダッフルコートを参照。インポートゆえに常に同じデザインのアイテムが揃うとは限らないも、YOOXにyは遊びココロいっぱい大人が着たいダッフルコートが揃っています。
YOOX.COMショップ詳細はこちら→YOOX.COM(ユークス)日本では手に入らないもの、新たな発見をイタリアからお届け
1. 「DUFFLE COAT:ダッフルコート」の特徴
- デザイン
フロント:ボタンではなくトグルと言われる留め具は手袋をしたままでも開閉が簡単
フードが付き
裏地はない - 生地:起毛ウールであるメルトン生地はじめとするウールが主流。
- 歴史:北欧では漁師の作業着として、イギリス海軍では防寒着として用いられる。
- 由来:メルトン生地産地であるベルギー都市デュフェル(英語名ダッフル)に由来
2. 映画で観る「ダッフルコート」のダンディズム
映画「第三の男」1949年
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【概要】
第二次世界大戦後ウィーン舞台の光と影を効果的に用いたサスペンススリラーで軍人に扮したトレヴァー・ハワードのダッフルコート姿が印象的。
【作品に学ぶ着こなしポイント】
コート本来の持ち味が生かされドレッシィに着こなす術が投影。タイトアップしたスーツに羽織り公式の場に相応しい雰囲気を作り出している。
映画「愛の狩人」
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【概要】
NZにある大学寮でクラスルームメイトの青春を描いた作品。ジャック・ニコルソン、アート/ガーファンクル共にダッフルコートを着こなしています。
【作品に学ぶ着こなしポイント】
ジャック・ニコルソン=ネイビー、アート/ガーファンクル=キャメルのダッフルコートを着ています。アメリカントラッドを体現した着こなし、柄が入ったマフラーの使い方も学べます。
3. 「ダッフルコート」購入時のポイント
ダッフルコート名門といえば英国グローバーオール社、仏国オールドイングランド社を抑えて置きたい。個人的にはバーバリーなどブランドもののダッフルコートがお気に入り。
写真はYOOXオンラインストアよりダッフルコートを参照。
オーソドックスなデザインのものからカジュアルライトに着ることが出来るデザインまでニーズに合わせて選択することが可能です。
4. 現代風に「ダッフルコート」を着こなす
大人であれば休日カジュアルではなくオフィシャルに着こなすことがポイント。
今から30年前。当時は猫も杓子もトレンチコートまたはステンカラーコートを着ていた時代に、ニューヨーク帰り社員がひとり颯爽とバーバリーのトレンチコートを着ていた様子は職場女子の熱い視線を一心に集めていました。
ずいぶん月日が経ちますが、現在でもダッフルコートをオフィシャルに華麗に着こなすメンズは少ないと思います。
参考にした雑誌:雑誌「メンズプレシャス」特集”伊達男の服装(心意気)は名画から学べ!スクリーンから紐解く定番コートのダンディズム”