美味しい梨の見分け方

旬が極めて短い梨を如何に美味しく食べる為には?

おいしい梨を見極めるコツ、美味しく食べるコツをまとめてみました。

[参考にしたメディア、情報源]
※1:2020/9/23NHKガッテン「シャキッ!甘っ!梨の魅力倍増ワザ」
※2:2019年秋「とっとりおかやま新橋館」開催イベント

美味しい梨の見分け方

鳥取の梨

東京新橋にあるアンテナショップ「とっとりおかやま新橋」イベントにて教えて貰った美味しい梨の見極め方は以下のとおりです。

美味しい梨の見分け方
  • おしりがふっくら、なで肩の扁平である。
  • 色艶が良く重量感がある。
  • 茎が細くてしっかりしている。
  • 黄色が強くなっている(青梨の場合)

更に赤梨、青梨、梨の種類によって熟した梨の見極め方が異なります。

●赤梨の場合

赤梨とは関東圏で目にすることが多い茶系の梨です。

赤梨の場合、外皮、内皮が二重になっています。

外皮は保存状態で色が変わるため糖度の識別には使う事が出来ません。

コインなどでこすると出てくる内皮が出てくるため色づき具合によって完熟度を見極めることが出来るのですがさすがに店頭で試すことが出来ません。

それではどうのようにして甘く熟した梨を見極めたら良いのでしょうか?

外皮についている小さなツブツブ(コルク)で判断します。

コルクが薄く見える、コルクが目立たなくなっている梨ほど熟している、すなわち甘い梨です。

コルクはそもそも成長が終わった梨が病原菌が外部から入らないようにする防衛策に存在しています。

未熟の梨はツブツブが尖った状態ですが成長するに従い役目を終え平面になっていきます。

最後に熟すお尻部分のコルクを見ると梨の完熟度具合を判別することが出来ます。

ちなみに店頭に並んでる梨はお尻を上に並べられています。

コロナ渦であっても触ることなく見るだけで熟した梨を見極めることが出来ますね♪

新甘泉(しんかんせん):鳥取県オリジナル品種です。

赤梨ですがルーツを辿ると赤梨、青梨を掛け合わせて作った品種。とにかくジューシー&甘く鳥取県産梨のニューホープの位置付けです。

秋栄(あきばえ):幸水と二十世紀梨を掛け合わせのハイブリッド梨。新甘泉(しんかんせん)と負けず劣らずジューシー♪

熟すと果肉に蜜が入ります。

●青梨の場合

青梨は赤梨では隠れていた内皮が出ている状態です。

よって青梨の場合、外皮の濃づき(青より黄色)具合で熟しているかを判別することが出来ます。

青梨の代表にして一番人気の「二十世紀梨」です。

鳥取で100年以上前から栽培されている歴史ある梨でさっぱりとした甘味と酸味のバランスが程よい味が特徴です。

写真の二十世紀梨はかなり青いですが酸味が好きな私にとってはベストな状態です。

美味しい梨の食べ方

美味しく梨を食べるポイントは芯を深めにカットすること!

理由は芯の部分は梨ではないため。

梨の中心をよく見るとツブツブが多く存在しています。

石細胞(せきさいぼう)と呼ばれるもので硬く食感を損います。

芯の部分を見極めたら更に外側を大きめにカットすることで美味しい梨を最大限に美味しく食べることが出来ます。

甘くない梨をカットしてしまったら?

料理に使いましょう!

韓国では古くから梨を使った料理、梨マッコリ、梨ジュース、プルコギなどに使っているそうです。

プルコギではすりおろした梨を肉に刷り込ませることで肉を柔らかくしているとのこと。

家で梨をすりおろす時は皮ごと。1時間程度、肉に漬け込めば柔らかジューシーに仕上がります。

東京新橋にあるアンテナショップ「とっとりおかやま新橋館」で開催されたイベントにて、梨を使った料理の試食をすることが出来ました。

カクテルグラスに入っているのは梨ジューズ。

おいしかった♪

癖がない梨(特に青梨!)はどんな料理にも良く合います。

番外編

ももてなし家

美味しい梨料理&梨スイーツを手っ取り早く食べるなら東京新橋にある「とっとりおかやま新橋」2Fレストラン「ももてなし家」がおススメ。

旬が短い梨なので季節限定メニューになりますが美味しい梨を再発見できます!

梨料理(正式名は忘れた!)は酢豚風。

お肉が柔らかかったのは梨のおかげかな?

具材にも梨を投入(矢印部分)他食材と驚くほどマッチして美味しかったです。

おいしい梨の加工品

「梨の香りを出すことは難しい」ゆえに加工品を作り出すことは難しいのだとか。

確かにベリージャムは如何にも美味しそう、でも梨ジャムと訊いてもそれほど惹かれません。

以前に梨チョコレートを食べたことがあるのですが全く印象に残っていません(失礼!)

そんな梨加工品に一筋の光を与える存在が東北「イワテヤマナシ」です。

江戸時代には既に150種以上の梨が存在したと言われる日本にあって原点とされる梨にして今や絶滅危惧種となっています。

普段私たちが食べている梨とは比べ物にならないほど小さなサイズで直径わずか3㎝程度。

美味しく食べることが出来るとはお世辞にも言えない香りは抜群に良いこと。

いつの日かイワテヤマナシの香ㇼを使った梨加工品が登場するのかも知れない、と思うと梨ファンとしては待ち遠しい限りです。

なしっこ館

鳥取なしっこ館

NHKガッテンにも登場していた「なしっこ館」です。

全国で最も梨を食べているとされる鳥取県産梨はらっきょうと並んで我が家の定番です。


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