隠れ疲労度チェック

健康のためスローランニングの基本は疲れを溜めずに走ること。気づかぬ内に溜まってしまいがちなストレスのもと、隠れ疲労度をチェックします。

1.自分の疲れに気づかないことってあるの?

自分の疲れに気づかない状態=エンドルフィントラップの罠に陥っていると呼びます。

寝食を忘れて何かに没頭する!なんてまさにその例。

具体的に何かに打ち込んでいる状態でなくても幸福感に満たされているとき、例えば遠足の前日などは一通り準備が終わった後などは疲れていても気持ちに高揚感があってなかなか寝付くことができないものです。

疲れを忘れて走ってしまうタイプとして筆頭に挙げられるのはマラソン大会に出場している人など。

大きな目的を持つと得てして無理をしがちなのは世の常です。

健康を目的としてマイペースでランニング、はたまた筋トレしている人であっても問題があるケースが存在します。

ジョギングや筋トレ自体が習慣化すると例え疲れていても「走らないと気分が悪い」「筋トレしないと落ち着かない」という気持ちが生まれます。

結果、どんなに疲れが溜まっていてもランニング、はたまた筋トレを続けている!ことがあるのです。

「ゆるトレ」が目指すところはそもそも疲れを溜めない走り方や筋トレに徹することなのですが、図らずも疲れが溜まってしまったら積極的に疲れケア。場合によって運動自体を休むことも考えます。

2.客観的に疲労度をチェックする。

心肺回復チェック

隠れ疲労チェック
隠れ疲労チェック
  1. 寝た状態で20秒間脈をとります。
  2. さっと立ち上がり20秒間脈をとります。

1と2の脈拍の差がないほど疲れがたまっていない状態です。

健康指標として定期的に計測します。

4秒以上、前回測定値より差が開いていたら疲れがたまっている証拠。 「休んだ方が良いよ」とカラダからのシグナルが出ています。

片足立ちチェック

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  1. 目を閉じて片足90度に曲げて持ち上げます。
  2. 両手を腰に当てて何秒間キープできるか測定します。
  3. 左右の足で行います。

心肺回復チェック同様、普段から同じ時刻に計測しておきます。

普段よりキープできる時間が極端に短い場合、隠れ疲労になっている可能性があります。

3.隠れ疲労が溜まっていると分かったら・・・

まず休む。

普段計測している値より極端に数値が悪い場合、まずはしっかり休むことを考えましょう。

フォームや時間を見直す。

例えばスロージョギングの場合

どれだけスローで走っているつもりでも知らず体に負荷をかけている可能性があります。

これまで全く運動していなかった人であればなおさらです。

スロージョギングは1日30分を目標としていますが疲れが溜まっていないカラダあってのこと。

体力が回復、体力がつくまでは時間を一旦減らしてリスタートしましょう。

膝腰に負担がある場合はプールウォークもおススメです。