痩せているから健康とは限らない!?隠れメタボの人が増えているのだとか。
隠れメタボになる原因と対策をまとめてみました。
メタボと同じ位、隠れメタボは存在する。
日本において検診でメタボと言われる数900万人。対し検診では問題なしとスルーされてしまう隠れメタボ推定914万人も存在するのだとか。
BMIは標準範囲内なのに高血圧、脂質異常、中性脂肪、3大成人病指標の内2つに問題がある人が多くなっているそうです。
痩せているためメタボに見えないため自他共に注意を怠りがち。如何にもメタボです!という人より反って質が悪いとも。私のことです(苦笑)。
NHKあさイチで急激なダイエットをしたことで隠れメタボになった女性、仮Aさん、Bさんが紹介されていました。
痩せているのに隠れメタボだった例
NHKあさイチにてBMIは標準内も隠れメタボだった2人の女性が紹介されていました。
仮にAさん、Bさんの名前で以下、紹介します。
Aさんの場合
閉経には程遠い若い女性でしたが隠れメタボとなった理由は厳しい食事制限。
しっかり食事をしていたのは夕ご飯のみ。
朝ごはん抜き。
昼ご飯はおぼろ豆腐、焼き鮭、鶏ささみ、鶏むね肉、4つをローテーションで食べることで短期間にダイエットに成功したそうです。
しかしその後受けた健康診断結果に愕然。
血糖値、血圧、中性脂肪ともに急激に悪化していたそうです。
Bさんの場合
閉経後、ほとんど家にこもりきりだったBさんの場合、それほど動かないこともあって1日2食事で済ませることが多かったそうです。
2食のため1日に必要な絶対栄養が取れていない一方でほとんど動かない生活だったことから筋力、代謝共に低下していたとのこと。
結果、隠れメタボになっていたことが判明しました。
隠れメタボにやりやすいタイプ
Aさん、Bさんの例を踏まえて隠れメタボになりやすいタイプをまとめると以下の通り。
閉経後の女性
動脈硬化は女性ホルモンによって抑えられているため。
閉経後、それまでの食事と同じ内容を続けていることは血管年齢を加速させる原因になります。
急なダイエット
1日1食など厳しい食事制限を行うダイエットが流行していますが食事を制限するダイエットは血糖値を上げやすくします。
血糖値が急上昇することでインシュリンが多量に分泌。
インシュリン急上昇が繰り返されると血糖値が常に高い状態が続くようになっていきます。
隠れメタボにならないため気をつけたいこと
1日3食が基本。
食事の間隔を8時間以上開けない。
食事制限は慎重に。
それほど太っていない人、BMI標準内の人が無理に食事制限によるダイエットをしない。
スイーツを食事の代わりにしない。
ご飯を抜いてスイーツ、結果、カロリーは同じ、体重も変わらないと安心も空腹にスイーツを食べることで隠れメタボ一直線です。
スロージョギングを始めたら以前よりたんぱく質中心にむしろ食べることを心がけ栄養不足に陥らないように注意する。
自分の状態を知る。
最後に、自分自身の血糖値、高血圧、中性脂肪の値、及び変化具合を常に頭にいれておくことは大切なことです。
健康診断でメタボ指標が標準範囲内であっても例えば血圧が短期間で急激に上昇した時など生活スタイルに問題が出ている可能性があるので注意。
問題とならない標準範囲内での変化について注意ができるのは本人あるのみ。
本人の経過を知らない医師、医療機関にとっては赤信号が灯って始めて患者に注意することしかできません。
まとめ
今さらだけどメタボは何故いけないかというと動脈硬化が進むからです。
私の父は50代でくも膜下出血で倒れました。
朝は元気に仕事に出かけて行っただけにいったい父のカラダに何が起こったのか、突然の悪夢のようにその日はやってきました。
食べ物だけを減らすダイエットは一見ヘルシーに見えますが隠れメタボを進めている可能性があります。
食べて動く、健康なカラダを作るために必要なことです。
ダイエットというと(最近では体脂肪も少しは気にする人も増えたとはいえ)体重ばかり気にする人が多いですが大切なことは体の状態。
一定の年齢になったら体重を減らすことよりも筋肉を減らさないように食べて運動、スロージョギングをすることが大切ということを痛感しました。