2016年10月4日は迎賓館赤坂離宮(以降、赤坂迎賓館)まで。一般公開となっていた本館&主庭を見学してきました。
行って良かった~。
国賓はじめ海外旅行からの大切なお客様を迎えるに相応しい建造物や装飾品は何れも一見の価値があるものだと思いました。
見学までの道のり
1.インターネットより予約する。
内閣府HPに公示されていた迎賓館赤坂離宮の一般公開申し込みページにて、期間を区切って解禁される日時を待って参加申し込みしました。
私たちが見学の申し込みをした期間は9月29日から10月4日。
第一の目的は予約のみ見学可能となる和風別館への申し込み。
合わせて和風別館の予約が取れない場合に備えて本館、主庭の申し込みをしておいた方が良い旨、内閣府HPに書いてあったのでこちらも予約。
同期間の申し込みが解禁となるのは内閣府HPによると8月4日~9日になっていますが6日間という期間に騙されてはいけません(笑)。
抽選ではなく先着なので1回の見学人数枠たった20名の和風別館など解禁直後に満員御礼となることは目に見えています。
当然、解禁時間となる8月4日10時amを待って申し込みをすることになります。
申し込み当日10時amより前にパソコンを立ち上げ内閣府申し込みページにてスタンバイ。
解禁時刻となったほぼ同時刻に申し込みリンクをクリックできた!と思ったのですが…新調したばかりのパソコンで入力に思いのほか手間取ったことが悪かった。
或いは我が家のインターネット回線がきっと他所より遅いのでしょう(涙)。
申し込み画面より次画面に進むまで内閣府HPへのアクセス集中で画面は真っ白…全く繋がらない事態に陥りました。
申し込みページクリックより申し込み完了ページまで、ようやく遷移&完了できたのは解禁時刻より10分後となりました。
和風別館20名の枠に当然、入ることは出来なかったなぁ(涙)と落ち込みつつも気を取り直して予に申し込みをすべく本館、主庭の申し込みを済ませました。
申し込み解禁時刻は10分以上過ぎていたも、過ぎていたからこそ、こちらはスムーズに申し込みをすることができました。
ちなみに本館、主庭に関して、2016年8月4日内閣府特別企画の入場簡易化によって整理券や予約なしでも当日見学が可能になっていたのですよね…
「何だ、誰でも当日、入ることが出来るならわざわざ予約しなくても良いのではないか?」と一瞬、頭に過るも「まぁ時間が決まっていた方がすっきりするかな」と気を取り直し結局、予約をすることにしました。
しかし当日予約なしで入ることができる本館、主庭であってもやっぱり予約しておいて良かったということを後になって痛感することになります。
2.「参観証」がメールで届く。
当選発表日となる8月18日に「本館、主庭」の予約が完了した旨、メールが届きます。
この時点で予想通り、和風別館は外れたことが確定。
話は前後しますが見学時間について第1希望~第3希望まで指定して申し込みをするのですが、私が申し込みをした第1希望12:00にて参加できる旨、メールに書かれていました。
鑑みるに本館、主庭の予約だけであれば申し込み解禁日時に申し込みさえすれば、私のようにパソコン操作が多少とろくても予約できると思われます。
見学の様子
見学の様子といっても和風別館は落選、本館内は写真撮影不可のため主庭と建物外観を中心とした紹介となります。
「本館内部を写真撮影できないならカメラをもっていっても仕方ないかな・・・」とも思ったのですが持って行って良かった!
秋の空を背景に白亜の迎賓館本館は本当に美しい姿を魅せてくれました。
迎賓館本館までの道のり
最寄り駅JR四谷駅の赤坂口を出て左方向へ少し進むと前方遠巻きにに赤坂迎賓館らしき緑地帯があることが分かります。
ところで普段は静かなJR四谷駅なのに少々騒々しい感じ。
どうやら私たちと同じように赤坂迎賓館へ繰り出す面々といった感じ。
「思ったより人が多いな…」など思いながら迎賓館入り口まで歩を進めるころになりました。
予約なし当日は大行列
四谷駅より歩いて4~5分程度、あっという間に迎賓館入り口までやってきました。
遠巻きに見える建物が迎賓館本館。
まだ相当距離があるように見受けるも驚いたことはそれはたくさんの人が列をなしていること。
予約券なしで当日見学しようとする人たちの行列らしいことが判明。
「いったいどれくらいこの列は続いているのだろう…」
上野で開催されていた若冲展の大行列以来の人の多さにも関わらず若冲展のように入場まで「あと240分」などプラカードを持つ人がいる訳でもなく、ただひたすら行列で待つ人を見るにつけ、予約しておいて本当に良かったと肩をなで下しました。
予約している人は行列スルーで本館内部見学可能
予約なし当日見学の人が大変なことになっていた一方で、予約をしていた私たち2人は列に並ぶことなく本館見学場所まで移動することができました。
長く続く行列を横目にスルーして見学できるなんて贅沢なんだ!予約できるものは予約するに限ると改め痛感しました。
見学に必要な手続き
本館への道のりでまずは空港セキュリティチェック並み厳しい持ち物&身体検査を行います。
持参した飲み物はひと口その場で飲んで危険物ではないことを確認します。
次に予約確認メール内容を提示してから入場券大人1000円を自動販売機で購入します。
今回、私自身は印刷が面倒でスマホ画面を提示しましたが文字が小さいことから確認するのに少し時間がかかっていました。
本館、主庭であっても「ダメだったらまた来れば良い」と思えるほど簡単な道のりではなかったことを考えると、万一、画面が出せない状況も合わせてリスクヘッジ、印刷して持参が無難ですね。
本館内部の見学
いよいよ本館内部の見学です。
本館にはレッドカーペットが敷かれるメイン入り口ではなく建物サイドにある通用門と思しき扉から入ります。
その前に美術館同様、傘など長い荷物は持ち込み厳禁なので入り口傍傘立てに預けます。
見学に際してやってはいけない注意事項は盛りだくさんですが赤坂迎賓館ならでは気を遣うところは建物内部、一切のものに触ること、また床を傷つけかねないヒールも不可です。
本館内部の写真を撮ることはできないため、内部の雰囲気が少しでも伝われば・・・という気持ちから入場の時に頂いたパンフ一部をご紹介。
傷はもちろん塵ひとつ見受けられない室内を厳かに見学します。
予約できていた甲斐あって迎賓館本館に入るまではスムーズだったものの内部見学は大変でした。
少しでもゆっくり見学したい人がどんどん溜まって時間を追うごとに大混雑!ゆっくり調度品を愛でるというよりは大混雑の美術館の中の様相でした。
中でも国賓を迎えるなどでメディアに度々登場している彩鸞の間、花鳥の間、羽衣の間、朝日の間、中央階段、2階大ホールなどは人が集中して動かない状態でした。
館内では各部屋で執り行われた時の写真や調度品を見学できるほか、ボランティアの方に説明を訊くことができるのですが、いずれもたくさんの人が集中して集まっているため相当の根性が必要です(苦笑)。
それでも壁に施された彫刻、天井などに描かれた絵、天井より吊り下げられたそれは大きなシャンデリア、由緒正しい置物など、ひとつひとつは圧巻のひと言。
まとめると混雑はともかく、雰囲気を身をもって感じるため、一生のうちに1度は行っておいた方が良い場所だと思いました。
主庭
本館見学を終えた後は主庭を見学します。
台風が次から次へとやってきて天候が優れないことが多い今秋でしたが、雨でも晴れる女の私。しっかり晴天の中、庭を散策することができました。
主庭前にある大噴水も太陽光を浴びて美しい水を放っていました。
主庭から望む迎賓館本館です。
白亜建物に施された彫刻が美しく、手入れが行き届いた松の緑が美しく映えていました。
本館2階部分テラスです。
本館エントランス
主庭と真反対側にある迎賓館本館入り口です。
メインエントランス近くより空を見上げると美しい彫刻を間近で見ることができました。
建物の上におわすは名まえ忘れましたが中国幻の鳥です。
本館建物内部の部屋の中の調度品にもあるので是非チェックしてみてくださいね。
メインエントランスには大きな扉が3つ。
内真ん中の扉には菊の御門が飾られていました。
見学を終えて~
迎賓館本館を正面に仰ぐ広場に臨時休憩スペース&カフェがありました。
迎賓館本館を望みながらゆっくりお茶をする。なんて贅沢な時間と空間でしょう。
敷地内の緑地をぐるっと回って帰路につきます。
遠くに見える緑の屋根が本館です。
「ここを出ますと再入場は出来ません」とのアナウンスを聞きながら後ろ髪を引かれる気持ちで迎賓館を後にします。
一般公開していない時はこの門の外から赤坂迎賓館を見ているのですよね。
灌漑深い気持ちで一般道路へ戻ります。
赤坂迎賓館見学まとめ
概要
- 受付:赤坂迎賓館 西門(学習院初等科側)
- 最寄り駅:東京メトロ丸ノ内線「四ッ谷」駅1番出口/東京メトロ南北線「四ッ谷」駅2番出口/JR「四ツ谷」赤坂口
- 見学所要時間:1時間~(本館のみ)
当日見学の混雑具合
見学までいったいどれだけ時間がかかるのか不明。来場者多数の場合、混乱防止のため入場制限を実施とあることから予約が無難です。
内閣府での予約
内閣府HPにて確認できます。
いつからどの期間が解禁になるのかメーリングなどで教えてくれるはずもなく今一つはっきりしないのが難点です。
まあ現役で使われている迎賓館なので仕方ない訳ですが、今回のように長期間にわたる一般公開は毎年秋に実施されると予想。
頻繁に内閣府HPをチェックするほかないようです。