2014年4月5日(土曜日は桜咲く季節に初めて一般公開されることになった皇居坂下門(さかしたもん)~乾門(いぬいもん)の通りぬけに行って来ました。
坂下門までの道のり;混雑状況
初日4月3日(金曜日)は天候が不安定で曇天の中、予想を上回る多くの人が訪れて予定時間を大幅に繰り上げ昼過ぎに閉門になったとニュースで知ったこと、晴天に恵まれた週末の朝であったことから、一般公開の中では最大級の混雑が予想される中、寝起きの私に1本の電話。
「今から皇居に行って様子を見てくる。」
「え・・何何・・・?!」
そう言えば前日「朝7時から開門なら地方からも人が来てないので空いている」とメールしておいて寝てしまったけど、嘘から出た誠ならぬ本当に7時台に皇居に向かっているとは!!
メール返信も読まぬまま爆睡していた私を許して~ということで、開門予定となる10時より遡ること2時間前より、更に気合が入った友だちは3時間前より、坂下門前に並ぶことにしました。
写真:行列を迎える準備が着々と進んでいました。
8:04am 行列の様子です。開門予定3時間なのでさすがに並んでいる人も僅か。
8:34am 開門予定時刻1時間半前。行列も徐々に伸びてきたもまだまだ余裕で入れる範囲といったところ。
来年2015年以降、再び通り抜けがあるかどうか不明も、もっとも混雑が予想された快晴の土曜日混雑状況から鑑みて、開門1時間前となる9時ちょっと前に二重橋前に到着していれば何とか乾門の桜をゆっくり堪能できそうです。
予定を30分前倒して入門できることになりました。写真は坂下門入り口前の様子です。
坂下門へ
まず手荷物検査を受けます。こーゆーことがあるので下手なモノ、恥ずかしいモノは持てません(^^;
次にボディチェックを受けます。
女性警察官は女性を、男性警察官は男性を、それぞれ担当していました。カラダの上の方から下の方までボディタッチしながらチェックしていきます。
9:20am 手荷物、ボディチェックを終えて、2時間前から並んでいたグループが坂下門手前まで進んだ様子。ふと後を振り返ると広場全体、後方まで広がる人の数を目にすることが出来ました。
▲2時間待つ間に、トイレ休憩ついでに撮った写真です。皇居坂下門付近より見た外側から見る石塀と桜の様子です。美しいです。
▲坂下門に入る直前に見た風景です。考えたらここまでは普段でも写真に撮れるのよね(多分)。
▲いよいよ坂下門をくぐります。
これまで何度も皇居東御苑を散策してきたけど坂下門を潜るのは今回が初めて。否が応でも気持ちが高揚します。
坂下門に入り直ぐの場所付近
▲坂下門を入って直ぐの場所にある宮内庁。テレビで何回か見たことがある建物だけど、考えたら環境がすこぶる良い場所にあるのですね。
9:33am 坂下門より入って直ぐの場所で撮影。快晴も相まって例えるなら絵葉書の世界。まだ小さな松の木も細やかに手入れされています。
▲こちらは皇居新宮殿へ向かう道路でしょうか。通りぬけからは外れる道なので人の姿もなく静かでした。
▲散り際の桜、長い歲月を経て深みを増した松の木の幹、前日までの雨でキレイに洗い流された整然とならんだ石塀、そして新緑のコントラストが美しい。
▲若葉が落ちる地面にも春を感じます。
富士見多聞付近にて撮影
道灌濠付近にて撮影
▲坂下門より乾門の丁度中間辺りまで進んでいくと、色とりどり華やかな桜の花が目に入ってきました。
▲桜の花がもっとも美しかった道灌濠。
▲ソメイヨシノはピークを過ぎたとは言え東京の中心に自分が居ることを思わず忘れてしまう光景でした。
▲ヤマブキの花もたくさん咲いていました。
▲乾門手前に皇居東御苑へ通じる道がありました。
皇居東御苑も魅力的だったのだけど、普段通ることができない乾門を目指してそのまま前に進むことにしました。
▲奥に見えるは皇居東御苑に通じる西桔橋(にしはねばし)。石垣の内側に居ることを実感する瞬間です。
▲乾門近くより望む石塀の様子。遠くに見えるのは北桔橋(きたはねばし)。
2時間(友だちは3時間)まったのですけどね(^^;あっという間にゴールである乾門に到着しました。
▲乾門より後を仰ぐとたくさんの人が次から次へと歩いて来ている様子がわかりました。
後から知ったことなのだけど同日、皇居乾門を訪れた人は初日5万人を大幅に超える9万人超とのこと。私もしかり、日本人は普段通ることができない場所が大好き・・・ですね。
9:56am 名残惜しく乾門を潜ります。
しっかりした門でした。現役として使われているのですよね。
▲乾門より外へ出ました。こちら外側からの風景は皇居を訪ねる度、何度も見ています^^。
乾門は九段下より千鳥ヶ淵を進んで終点に当たる場所で、近くに北の丸公園入り口、首都高の代官町インターがあります。
「来年また一緒に花見が出来ると良いね。」そんな言葉を交わしながら皇居花見を終えました。