その昔、実母が東北旅行に行った際、「小さな気遣いが心に残った」と今も語り継ぐレイクリゾート裏磐梯ホテル(旧:猫魔ホテル)。
いつかは行ってみたいとずっと思っていましたがようやく泊まってくることができました。
写真:ホテルでの朝食バイキングでは赤べこが出迎えてくれました。
ホテル外観
レイクリゾート裏磐梯ホテル※は磐梯山に抱かれる場所に位置する広大な敷地に建てられています。
磐梯山を望む位置はいわゆる裏磐梯と言われる猫魔。
東京からはアクセスが便利な猪苗代から見ると反対側、新潟よりの場所になります。
写真はホテル駐車場より撮影したホテル外観。
あいにくの曇りで山の裾野しか見えませんが天気が良ければ雄大な磐梯山をホテルに居ながらにして眺めることができます。
※ホテル名称について
当記事ではホテル名を2015年10月よりリニューアルオープン「レイクリゾート裏磐梯ホテル」として、また写真キャプション(説明)は撮影当時のホテル名「星野リゾート裏磐梯ホテル」にて標記しています。
ロビー
ホテル1Fロビー奥側より入り口付近を望む。
広いロビーではティーサービスもあってゆっくり過ごすことができます。
メインフロントの様子です。
夏休みが終わってばかりの平日&あいにくの天気ということもあって朝8時時点でロビーに人は少なめ。待ち時間ゼロで対応してもらうことができました。
温泉 大浴場
目前に磐梯山の大自然を眺めながら入る露天風呂が素晴らしいの一言。
運が良ければホタルを見ることが出来るとのこと。
自然の風景を満喫するために朝風呂、ホタルに癒されるために夜寝る前にお風呂、最低でも2回は露天風呂を満喫して下さいね!
メインダイニング
朝食、夕食を頂くメインダイニングは1階ロビー奥にあります。
広い敷地ですが計画的に作られた内部は迷うこと無く辿り付くことができました。
入って直ぐの場所にバイキングスペースが展開されています。
食事スペースもゆったり、穏やかに食事を頂くことが出来ます。
室内
ホテル4階室内の窓より見た景色です。
山の中に建てられたホテルであることを実感します。
ホテル室内の様子です。
3人で宿泊した為ソファをエクストラベッドとして使っています。
写真右下:籠は大浴場に行く時に荷物を入れて運ぶことができる籠と部屋番号がついたクリップがありました。
母が話していた「小さな気遣い」は健在でした。
夕食ビッフェ
夕食は和洋食バイクングスタイルでした。
1回の食事だけでは全種類食べきれないので連泊した!というお客さんがいるほど種類豊富な献立が魅力です。
バイキングの中で個人的に特に気に入った献立を紹介します。
地もの野菜
一般的に夕食ビッフェというとフライや焼き物などの料理が目立つ一方で野菜は添え物イメージが強いところ、野菜豊富な会津ならでは、ヘルシーな献立も多く見られます。
写真はベジタブルマイスターによるおすすめ野菜コーナー。
ビュッフェに来ていた私含む、多くの女性客が足を留めていました。
新鮮な野菜にぴったり合う手作りドレッシングはどれも美味しそうで1つに絞るのが難しい。
会津郷土料理
身も心もほっこり温まりそうな会津の京料理「芋煮鍋」も美味しく頂くことができました!
ホテルバイキングというと横文字ばかりの献立が多い中、その土地に根付く家庭料理も食べられるのは嬉しいものですね。
作り立ての献立
ジオツアーガイドさんオススメはカートに載せられ配られる作り立ての献立。
宿泊した日は写真、焼き立てほやほやのパイ包が手渡しで配られていました。
サクサクとしたパイを破ると中からクリーミィなシチューが登場。美味しかった♪
出汁ご飯&蕎麦
会津に来たら押さえておきたいのが蕎麦。
ホテルビュッフェにも打ちたて蕎麦の他、蕎麦まんじゅう、蕎麦のお稲荷さんなど蕎麦の献立が多く見受けられましたが蕎麦と並んで美味しかったのは写真「だし割りご飯」です。
ご飯の上に好みの薬味を載せて、最後に出汁で割って頂きます。
普段ホテルビュッフェを頂く時は白ご飯には決して目を向けることがない私も本当に美味しくてお腹に余地があればおかわりしたい程でした。
作り立てスイーツ
クリームシチューのパイ包同様、スイーツコーナーにもその場で注文都度、作ってくれるスイーツがあります。
この日オーダースイーツはアイスクリームの上からモンブランを掛けたもの。
秋を感じさせるドルチェに仕上っていました。
完成したばかりのスイーツです。
ビュッフェスタイルのスイーツとは思えない盛り付け、味に満足です。
朝食の様子
朝食も夕食同様、和洋食バイキングでした。
「野菜が美味しそう~」
朝食バイキングの中でもひときわ目を引いた献立は野菜。はち切れんばかり新鮮な野菜はそのまま頂きたくなるほどフレッシュです。
和食コーナーに並んでいた煮物と焼き魚です。
私自身、ホテルでの朝食ビュッフェの場合、洋食中心に頂くことが多いのだけど美味しそうだったので漏れ無く頂きました。
お腹いっぱいになってしまうためスルーしてしまうことが多いフープも野菜たっぷりと書かれたプラカードを見て飲むことにしました。
実際に飲んでいた思ったことは「名まえに偽りなし!」本当に野菜たっぷりで満足できる味でした。
洋食中心にするつもりが何故か和食の煮物が加わった、私の朝ごはんです。
普段はカラダの為に頑張って食べている手前サラダもこれだけシャキシャキしていると幾らでも胃の中に入っていきます。
ホテルビュッフェにお馴染みパンケーキも冷めてしまうと美味しくないことから実はスルーしてしまうモノのひとつだった筈がさすがレイクリゾート裏磐梯ホテル(旧猫魔ホテル)は違った!
その場でひとつひとつ丁寧に焼きあげられたパンケーキは焼きたてホヤホヤで温かい。
しかも塩パンケーキ!と来たら食べない訳にはイキマセン!
トッピングはスイーツ系、おかず系より選べる仕組み。
最後の締めくくりにパンケーキを選んだ私は当然スイーツをチョイス。
美味しかった!
朝市
朝食を食べ終えたら腹ごなし方々、是非寄って欲しいところがホテル入口で開催される朝市です。
地もの野菜は道の駅でも買えますが余った時間の有効利用という意味でホテルで開催される朝市はオススメ!便利です。
会津名物ゆうがおやバターナッツスカッシュも販売されていました。
混雑するのは朝市オープン直後、人気の品からあっという間に売れていきます。
余裕があるなら9時過ぎかてから朝市へ行くと比較的空いているかも知れません。
8時前に朝市へ行った時は激込み、あっという間に売り切れてしまったと思った地もの野菜も全部ではありませんが補充されていました。
アクティビティ
磐梯山に抱かれるホテルならでは、ホテルを拠点とした自然体験型アクティビティが充実しています。
ツアー内容は五色沼ガイドウォークなど手軽な散策から、自然をどっぷり体験できるカヌーや歩くスキーなど。
オーストラリアなど自然豊かな国では比較的多かった手軽に参加することが出来る自然体験型ツアー。
日本では夢の話と思っていたのですがレイクリゾート裏磐梯ホテルにまで行けば手軽に体験出来ることを知って嬉しくなりました。
レイクリゾート裏磐梯ホテルについてまとめ
母が泊まった出来たばかりの当時ホテル名称は「猫魔ホテル」でした。
その母が今でも語り続ける「猫魔ホテルに泊まって良かったこと」のひとつにスリッパを留めるクリップがあったこと。
「温泉から上がった後に誰が履いたか分からないスリッパを履くのは気分が悪い。」と常々思っていた母にとってク、リップひとつで自分が履いてきたサンダルが一目で分かる仕組みに感動したとのこと。
心に届くサービスとはお金を掛けてするものではないと思った瞬間でした。
2015年9月、私がホテルに宿泊した時点では星野リゾート傘下ホテルとして運営していましたがスリッパのクリップは引き継がれ今なお小さなサービスとして残っていました。
星野リゾートというと軽井沢で訪れた都会的な雰囲気を想像していたのですが朝市が催されたり、自然と触れ合う機会があったり、自然を抱くゆったりした雰囲気&時間は裏磐梯ならでは大地に抱かれたホテルだと思いました。
2015年10月より星野リゾート傘下より離れレイクリゾート裏磐梯ホテルとしてリニューアルオープンとのこと。
テイストは旧猫魔ホテルの雰囲気になるとのこと。
今のままでも十二分に満足出来る食事は更にグレードアップというのだから1泊では足りないかも!?新旧ホテルを比較するためにも新しくなったホテルに今から興味津々です。