ドラマ第一回タイトルは「前科のある二人」主人公・芭子(はこ:上戸彩)が刑務所から出所シーンで始まる第一話は始まりました。
「刑務所」はすなわち「陽の当たらない場所」を暗示、前科を持ちながら生きるということについて、これ程まで真摯に取り組んだドラマに出合ったことがありませんでした。
芭子たちの気持ちに思いを寄せながら「いつか陽のあたる場所で」の舞台となった谷中・根津・千駄木界隈のロケ地を紹介しています。
芭子(上戸彩)と綾香(飯島直子)が話していた魚屋
「今日は鯖の良いのが入っているよ。」と魚金の「じろう」さんが話していました。実際に同じ場所に実在する「富士屋」という名前の昔ながらの魚屋さんです。
綾香さんは、くじ運が良いみたいですね。4等500円の商品券をゲットしていた様子。
綾香が働くパン屋:「けやきの森」
綾香が働くパン屋のロケ地となったのは「けやきの森」。谷中銀座から路地を少し入ったところにあるマッサージ店の外装を変えてロケを行っていたみたいですね。
芭子が自分の家へ向かう道:谷中四丁目付近
第一話に登場する杉の木の三叉路は、この後、何度も登場します。まるで「トトロ」が出てきそうな杉の木に見守られる素敵な場所です。
芭子がホストのりょうと抱擁していた場所:レインボーブリッジ?(未確認)
レインボーブリッジを歩いた渡った時の風景に似ているような気がしました。
芭子と綾香がご飯を食べていた居酒屋:不明
谷中界隈にも風情漂う居酒屋がたくさんあるのだけど、うむ、飲まないので分かりません。カボチャの煮物と煮魚が美味しそうでした。
芭子の実家である小森谷家リビング:不明
芭子が飼っていたミニチュアダックスフンドがいましたね。
芭子と綾香が家族の話をしていた場所:谷中霊園
「アジアの純真」刑務所で褒められたのが生まれては初めてといっていました。
芭子と綾香が話し込んでいた公園ベンチ:谷中霊園内公園
「褒められたことは一度もない。違う自分になりたいなと思っていた。」
そんな時にホストのりょうが現れて「芭子は芭子のままで良いんだよ。」と言われて・・と芭子が綾香に語っていた公園ベンチです。
綾香が「アジアの純真」を口ずさみつつ歩いていた高架;JR日暮里駅
水色の鉄格子が印象的でした。事件以来、生き別れになっていた「ともき君」を思い出す様子が切なかったです。
職探しをしつつ芭子が彷徨っていた商店街:よみせ通り・谷中銀座
谷中銀座同様、この後も何回も登場する商店街のひとつ。ちなみによみせ通りと谷中銀座はT字路の形で隣接した商店街です。
綾香が芭子と電話で話していた場所:谷中5丁目界隈
石塀が下町情緒溢れる雰囲気を醸し出していて、週末ともなると写真を撮る人、絵を描く人で賑わっています。
まとめ
「私は家族に捨てられたんじゃない。」
「私が家族を捨てたんだよね。」
「ダメな自分から逃げて、ホストに入れ込んで・・・家族の気持ちなんて考えようとしなかった。それなのに冷たい家族だって何処かで恨んで。」
「私たちは馬鹿なの・・救いようのない馬鹿。」
「でも芭子ちゃん違う自分になりたいんでしょ。」
ネギとにんじんを持ち「アジアの純真」を上を向いて唄う二人が、まるで今にも流れ落ちそうな涙をこらえて謳っているようで印象的でした。
ドラマタイトル「いつか陽のあたる場所」を求めて、一歩ずつでも踏み出して行くことが出来ると良いなと応援したくなりました。
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